ヨガの聖地リシケシ体験記2。シヴァ神に出会う。

ヨガ

心理カウンセラー×パーソナルヨガのれんです。ヨガの聖地インドのリシケシでのお話の続きです。

前回までのお話はこちら。(世界的にヨガで有名なシヴァナンダアシュラムや、瞑想のため洞窟を訪れたお話)

インドでとても有名な神「シヴァ神」。見た目は、かなり怖いけど、インドの神々の中でも上位の神とされていて、インド人なら知らない人はいない、高貴な神として祀られている。そして、最初のヨギーとも言われている神。

シヴァ神

そんなシヴァ神は、こんな物語で、語り継がれています。

★★★

その昔、シヴァは、あまりにも、大きな力を持っているため、良く思わない人も大勢いた。シヴァのことが大嫌いな仙人達が、シヴァを殺そうとして呪いをかけたが、トップクラスの神様であるシヴァは、そんなことに全く動じない。


怒った仙人達は、虎を向かわせたが、シヴァは虎の皮をはいで体に巻き付け踊り始めた。

「それなら次は、毒蛇だ!」と毒蛇を向かわせたら、シヴァは蛇をネックレスにしてしまった。

更に、仙人たちが、怒って悪魔を放ったら、その悪魔を踏みつけて、シヴァは踊り出してしまった。

困った仙人達が天界を見上げると、 他の神様達も全員が、シヴァの踊りに見入っていた。その光景をみた仙人たちは、「おお、シヴァこそ宇宙の主・創造者」 と、心を改めました。

というお話。

だから、シヴァは踊りの神様でもあり、 彼の踊りは宇宙のリズムであり、彼の踊りは世界を滅ぼし、また再生へと導いていくと言われている。つまり、「創造・維持・破壊」の神様。

ちょっと怖いけど、イラストだとインドではこんな感じでよく描かれている。

★★★

そんなシヴァ神が、世界を守るために毒を飲み干したと言われる場所「ニーラカンタ寺院」に訪問した。

その昔、 神様と悪魔が団結して協力し合い 「不老不死の薬」を作るために、世界山を軸、 宇宙蛇を綱にして海をかき回していた。そして、海をかき回すごとに世界が作られ、いろいろなものが生み出される。


しかし、最後には、蛇が毒をまき散らし、世界が滅びそうになってしまう。
その時、 世界を救うために、その毒をシヴァ神が飲み干したという伝説の場所である。


そして、このとき飲んだ毒のせいで、シヴァの頸は青くなったと言われている。

シヴァは、そんなヒーロー的存在。

奥に見えるのが、ニーラカンタ寺院
寺院までの道のりは、お土産屋が立ち並ぶ
ひっそりとたたずむ寺院の入口

1歩、寺院の中に入ると、そこは、神聖な場所。みんなが、「Om namah Shivaya (オームナマシバ―ヤ)」と唱えながら、一歩ずつ進んでいく。

これは、「シヴァに敬意を示します」という意味で、マントラと呼ばれるインドのお経。小さいお寺なのに、たくさんの人が参拝に来ていて、イメージとしては、満員電車の中で、みんなが「オームナマシバ―ヤ」と唱え続けているから、この光景は圧巻。

そして、何のためらいもなく、それがインドの文化になっていて、神を敬う人々の姿は美しいなと思った。

みんなが進む先にあったのは、「小さい石」。えっ?これが、あの偉大なシヴァ神?というくらい、インドいち小さく祀られている場所としても有名だそうだ。

野球ボールくらい小さかった。だけど、みんなガンジス川から、わざわざ水を汲んできて、そのシヴァ神にかけることが、参拝の儀式だそう。

そして、人混みの中なので、「あっ」と気を抜いたら、すぐに見失って、終わってしまう。さすが、シヴァ神、かなり貴重な存在。

参拝の後、シヴァ神のエネルギーが溢れているからと、寺院の周りで、瞑想をした。

瞑想していると、ハエがいっぱい寄ってきて、気になって仕方ない・・。全然集中できない・・。私は、煩悩にまみれていた・・。笑 だけど、貴重なエネルギースポットで、良い経験ができた。

お寺の中は、写真NGだったので、中の熱気と様子がお伝えできなくて残念だけど、もし、機会があれば、ぜひ行ってみてほしいな、シヴァ神が祀られている、とても有名な寺院です。

<場所の情報>

■ニーラカンタ寺院:Neelkanth Mahadev Temple( Kotdwar – Pauri Rd, Kotdwara, Uttarakhand 246149 インド )

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