崖っぷちとボーダーラインを超えるということ

写真は、私のインド人のヨガの師匠。

今日は、私とヨガや瞑想、マインドフルネスのこと。

私のヨガの師匠（通称：グル）との出会いは、5年前。

私がヨガのインストラクターの資格を取った時。

グルはヨガ一家に生まれて、
何年もヒマラヤで修行をしていた。
インドでは恐らく、高貴な立場の聖人だと思う。

グルのエピソードはいつも人間離れしている。

2週間飲まず食わずで、洞窟で瞑想していると、野生の虎が近くまできても、

その静けさや、佇まいに、虎や動物とも友達になってしまうらしい。

それくらい、
宇宙と自然と溶け込む静けさのエネルギーを持っている人。

私が、崖っぷちの時にも、
何度か救ってもらった。

その時に、教えてもらったことなのだけど、ぜひシェアしたいので、今日は書きますね。

★★★

人生の中で、何度か辛いことって必ず起こる。

逆に言うと、辛い経験が起きない人っていないと思う。

起こる原因や出来事は違っても、
私たちが抱く感情って、実は人間であれば、みんな同じように感じたことがあるもの。

その悲しみや辛さの渦の中にいる時は、

私って、１人ぼっちだ！

誰も私の気持ちなんか
わかってくれない！

って思ってしまうもの。

でも、そんな時こそ、
みんな同じような感情を抱いたことがあるんだ！って思えると、

その孤独感さえも、
周りとの繋がりに変わるんです。

★★★

私が崖っぷちの時に、
何度かグルに相談したことがある。

仕事でパワハラにあって、
私は心も体もボロボロで、
もう崖っぷち

前にも、同じようなことがあって、
頑張っても頑張っても報われない。

大学生の時も、
同じように嫌なことがあって、
その時も周りの人がすべて信じられなくなって、

ボーダーラインだって、崖っぷちだって思ったのに、

なんでまた、こんな目にあうの？

今度こそ、
ボーダーラインを越えてしまうかも。

崖から落ちちゃうかも。

もう登って来れないかも。

そんな風に言うと、グルは、

僕は、君と同じ理由で、
今の状況が、崖っぷちだとも、
ボーダーラインを超えちゃうとも思わないよ。

って言うんです。

なんで？？って聞くと、

君は、何度も崖っぷちに行ったんでしょ？

それでも、
崖から落ちていないあなたが、
今ここにいるでしょ？

だから、それは、崖っぷちではないんだよ。

何が言いたいかっていうと、
私がただその時の状況を「崖っぷち」だって信じてしまっていただけ。

でも、グルからみると、
同じ理由で、その状況は
「崖っぷち」ではないんです。

すべて、自分が、
そう信じ込んでしまっているだけ。

★★★

これと同じことが、よくありませんか？

例えば、

私は何をやってもうまくいかない。

私は幸せになれない。

あなたが、そう信じこんでしまっているだけ。

そこに思考を向けてしまっているだけなんです。

別の角度からみたら、そうではないことがたくさんあります。

こうやって、
自分の思考の癖を見つけていくのが実はマインドフルネスなんです。

癖が深いものは、
何度も何度もパターンになって、
でてきたりもします。

その度に、癖に気づいて手放していく事が大事です。

マインドの癖って、
実は身体の癖と同じように、
治すのには時間がかかります。

左利きに慣れている人が、
右利きに治そうとすると難しいように。

でもね、それを最短距離で実現していくのが、マインドフルネスなんです。

とことん、自分の心の声や思考に気づく練習をするからです。

頭の中がぐちゃぐちゃでも大丈夫。

私がしっかり伴走してお伝えしていきます。

ぜひ、お越しくださいね！

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