ワンネスと神の話

その他

今日はクリスマス。聖夜の日くらい、現実離れした話をしてもいいかなと思い、今日は、「神」に関してのお話をしようと思う。

ここで話す「神」は、みんなが思っている初詣に行ったらお祈りする神とか、キリスト教など、宗教的な神とは違う。

東洋インドから、5000年もの間、人伝え(師匠から弟子)に伝えられ続けている、ヨガの哲学の話。

そして、私が勉強している心理学でも同じことを学んでいるから、心理学×ヨガ哲学で神に関するお話しをしたいと思う。

「みんな神と繋がっていて、みんな、1人1人が神」

こういう話をすると、えっ?何言ってるの?って、大抵の人は思うよね・・。

私も、理解するのに、3年くらいかかったし、理解するまで何度も何度も聞いて、勉強したから、その中で私なりの解釈を伝えていこうと思う。

例えば、「ゴールド」は、形を変えて、指輪、ネックレス、ピアスなど、様々なものに生まれ変わる。だけど、もとをたどると、「ゴールド」という1つの物質にたどりつく。

私たち、人間も同じ。男性、女性、黒人、白人、背が高い、背が低い、など体型や、容姿は、様々だけど、ただ、“神が形を変えている”だけで、みんな神と繋がっていて、神の一部だということ。

もう少し、突っ込んで説明すると、

人間は、大ざっぱに言うと、カラダ(肉体)、心(意識)、魂に、分けられる。

カラダも心も「物質」で、「物質」だから、いつか終わりがくる。死がきたら、カラダも心も失くなってしまう。だけど、魂だけは、ずっと生き続けて、来世のカラダと心に生まれ変わる。

その「魂」は、神で、神といつでも繋がっているってこと。

じゃあ、魂ってなに!?

「カラダ」が肉体という物質であるということは、みんなだいたい理解できると思う。

死んだら、無くなるもの。

じゃあ、心は? ヨガや瞑想では、心を死滅することを目的としている。

心を死滅するとは? 

心は、真っ白なキャンパスじゃなくて、色々な感情を引き起こす。(怒、悲、苦など)。だから、それはある意味、人間に与えられた試練なのだけど、魂から、その心を切り離す(=死滅)させると純粋な魂だけが残り、神の元に繋がれると言われている。

難しいよね・・・。

例えば、塩人形が「魂」で、マント(心)を着て、海に潜っても、マントがあるから、海に溶けない。だけど、このマントを脱いで(=心を手放す)、海に入ると、塩は溶けて、海(=神)と一体になる。

みんなの魂は、心のマントを脱げば、海に溶けて、神と一体になるから、みんなは、本当は繋がっていて、神とワンネスだということ。

だから、瞑想では、心を死滅させる練習をする

そうすれば、魂だけになり、神と繋がり、さらには、みんなとワンネスになれるから。

どうやって神と繋がりを感じられるのか?

普段は、意識していないけど、人間の状態は、3種類あると言われている。

  • 夢をみないで、深い眠りに入っている状態
  • 眠っているが、夢をみている状態
  • 目覚めている状態

夢を見ていない深い眠りの状態は、神とのつながっている状態だと言われている。

だけど、無意識に繋がっているから自分ではわからない。

例えば、睡眠中に、豪華な部屋に運ばれても、それを楽しむことができないのと同じで、神との繋がりは意識的には感じることができない。

だけど、意識的に、神と繋がることができる手段がある。それが瞑想。

だから、インドの仙人たちは、毎日、瞑想の練習をする。

瞑想で高いレベルに達すると、カラダと心と魂が、完全に区別することができるようになる。

私たちは、いつも、カラダと心と魂を混ぜてしまっているから、私たちの感覚では全然、わからない。

だから、私は、「神と繋がることが、どのようなことなのか?」いつも仙人に質問する。

だけど、仙人の答えは、いつも、

「自分が魂の状態に入ったとき、魂に関してわかる。入らないとわからないから、瞑想をしなさい。瞑想をしていても、目を開いた途端、意識が体に戻ってしまう。だから、魂の体験を説明することができない。」

「塩人形が海の深さを知りたいと思い、海に入っても、すぐに溶けてしまうから、戻ることができない。だから、報告することができないのと同じだと。」

私は、いつも「・・・・?」

だけど、結論は、体験した人にしかわかない。だから、説明もできない。ということなのだと解釈している。

心理学的なワンネスとは!?

心理学的には、人間は、5%の顕在意識と95%の潜在意識があり、人がコントロールできるのは、5%の意識だけで、残りの95%は、海の中に隠れていて、みんな繋がっていると勉強する。

これは、みんなにも実感があると思う。普段生活していて、絵を始めたら、絵が好きな人との出会いが増えたり、テニスを始めたら、スポーツ好きの友人が増えたり、それは、テレビのチャンネルを見たい番組に合わせるように、自分の意識が、そのチャンネルに合っているから。

自分の意識が、その集団の意識にセットされるから、引きおこされる。

だから、潜在意識レベルでは、みんなが繋がっていて、ワンネスで、自分がどこにチャンネルを合わせているかというだけのこと。

そして、みんな繋がっているワンネスの意識は、神とも繋がっているから、結局、みんなが神であるということ。

私たちが人生で出くわす、苦労は、神が修行のために、私たちに与えているもの

私たちの魂が、進化できるように、神が私たちに仕事を与えている。今回の人生で克服できなかった苦難は、来世に持ち越される。だから、私たちは、前世で消化しきれなかった苦難を、今世で乗り越えているともいえる。

人生で苦難にぶちあった時、会社で、上司から仕事を振られて、イラッとしたとき、

「神から与えられた仕事だ」

って気持ちを切り変えれば、受け入れられる。

そして、決して、死は悲しいことではない。

この世での修業や役目が終わったから、体や心から、開放されて、本来の魂にもどり、神と繋がる。そして、また、新しい来世という修行を与えられて、新たな体と心をもって、生まれ変わる。

だから、この世は、すべて神が創っている、幻想だともいえる。

神から与えられた、苦難を乗り越える人生という修行をしているから。

私たちに与えられた最大の修行は、「私の幸せとは何か?」を見つけること。

夢を見ているときは、夢の中の経験が現実だと思い込んでいて、これが夢だったとわかるのは、目が覚めた時。

今の私たちは、目は空いていても、夢を見ている状態。

だから、私たちは、死を迎え、魂だけになった時、同じ感覚で、

この世での出来事が、「すべて夢だった」と思う。

そう思えると、目の前の悩みは、小さなことのような気がする。

だったら、精一杯、この夢を生きたいと思う。

このブログを読んで、理解できない人も、信じられない人もいると思う。

私も、まだまだ勉強の途中で、100%理解しきれていないし、この話を整理して書くのに、3日もかかってしまったけれど。

本当は、みんな、1人1人が神だということ。

だから、自信をもって精一杯、自分の人生を生きてほしいということ。

ワンネスと神の話<続編>はこちら

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