心理カウンセラー×パーソナルヨガのれんです。今日は、ヨギーなら誰しも一度は行ってみたいと思う、ヨガの聖地インドのリシケシでのお話。
私のヨガの師匠であるグルは、ここで、20年近く修行をしていた。時には、ヒマラヤに籠り、飲まず食わずで２週間瞑想をしたり、人間離れした人もいる場所。世界中から、ヨギーが修行に集まる、そんな場所。
そんなリシケシで、すごく貴重な体験をした。リシケシには、アシュラムと呼ばれるヨガの修行のための、すごく有名な施設が３つある。その１つ世界的にも有名な「シバナンダアシュラム」と呼ばれる場所へ、見学へ行った。
朝は、もちろん、５時くらいから、みんな瞑想をしてる、すごく厳粛な場所。
その近くに、このアシュラムの総長でもあったSwami Chidananda (スワミ・チダナンダ)師の家がある。
スワミ・チダナンダ師は、すごく有名な方で（音楽でいう、ビートルズくらい有名）
師の教えを守って、広めるためにアシュラムを作り、その教えを出版して、世界に講演に出向き、ヨガを世界中に広めた方である。
ヨギーが必ず勉強するヨガ哲学も、このチダナンダ師が翻訳された本で勉強することが多い。
私のグルは、そんな、チダナンダ師の弟子であったため、付き人として身の回りのお世話もしていた。そして、今回、特別に、チダナンダ師が生活していた家に訪問させてもらった。
すごく貴重な体験。
グルは部屋に着くと、師との思い出話をたくさんしてくれた。今でも、そこに存在があるかのように、大切な空間として保たれていた。そして、みんなで、その場で、静かに瞑想をした。エネルギーに満ち溢れていた。そんな場所だった。
ガンジス川も近くに流れていて、上流なので、とても綺麗。みんなが想像しているガンジス川のイメージとは少し違うかも。
その後に、更にすごい人に会った。
「涅槃（ねはん）」と呼ばれる、すべての煩悩から解脱したと言われる人。
哲学では、人間の人生は修行。だから、今世での修行が終われば、時には、生まれ変わりながら、この修行を乗り越えていくのだけど、「涅槃」とは、繰り返す再生の輪廻から解放された人のこと。つまり、人間界でのすべての修行が終わったため、もう生まれ変わる必要がない人である。
そして、この方もグルの師匠であり、20年前くらいから、年齢を訪ねると、ずっーと「110歳」と言っているから、たぶん今は、「130歳ちかいはず」だそう。笑
私たちが部屋に入ると、その方はベットに横たわっていた。弟子たちが、毎日、アーユルベーダのマッサージをほどこし、食事はおかゆを1日に1回。そんな生活をしているのだそう。
国宝なみの人だと思う。インドでは、そんな不思議な体験をたくさんした。
リシケシにはスピリチャルなエネルギーを持った人が多く集まる場所として知られている。私は、スピリチャルな世界をそこまで深く信じているわけではないけど、そういう世界も存在するのだなと思う。
最後に、サイババや歴代の聖者が解脱を体験したという洞窟で瞑想も体験した。
インドでは、私も、朝５時に起きて瞑想や沐浴、その後ヨガをして、夜は23時まで講義を聴くという非日常すぎる体験をたくさんした。（やっぱり、自立系女子は、出家好き！？）
インドで一番感じたことは、みんな、本気で神さまの存在を信じていて、祈る姿は美しいということ。何かを信じて、祈る人の姿は美しい。
今でも、目を閉じると、静かなガンジスの景色や、祈る人々の熱気が蘇ってきて、その度に、もっと哲学やヨガの勉強をしようと思う。インドへ行ってから、私は人が変わったように、哲学的な考えを受けとれるようになった。それまでは、正直、神やワンネスの話をどこか疑っていた。
ヨギーなら一度は行ってみたい場所。リシケシ。そこには、たくさんのエネルギーが詰まっていた。もし機会があれば、ぜひこの熱気を体験しに行ってみてね。
■ヨガの聖地リシケシ体験記２：シヴァ神に出会うはこちら
＜場所の情報＞
■シヴァナンダアシュラム（Ganga Vatika, Rishikesh, Uttarakhand 249137 インド）
■聖者の洞窟 Vashishtha Guha （88Haridwar Rishikesh Badrinath Rd, Shivpuri Range, Uttarakhand 249192 インド)
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