瞑想は、何か1つに集中することを目的にしています。
今まで、たくさん書いてきたように、心は常に苦、悲、辛などを引き起こし、あちこちにいってしまう。1カ所に固定しようと思っても、すぐにその場所を離れてしまう。だから、心を一つの場所、対象に集中させておくことが必要だと考えられていて、その手段が瞑想なのです。
瞑想を続けていくと、心が、あちこちいかなくなって、クリアになって、雲が取れて、本来の自分=魂=神に繋がれる。
前回までの話はこちら。心やワンネスのことについて、書いています。
どうやって、やるかというと、例えば、綺麗なバラの花に心を固定させて、集中する練習をする。
一番いいのは、実物のバラの花を目の前に置くこと。心にとっては、その方が簡単でイメージがしやすいから。
しばらくしたら、静かに目を閉じて、集中の対象であるバラの花を心の中に描き出してみる。
始めはそのバラの花が外にあるけど、それを心の中に持ち込む努力をしてみます。
しばらくすると、それができるようになってくる。
そして、消える。
そうしたらまた目を開く。
それを徐々に、心の中だけで、できるようにする。
それは、心の中に印象付けたものを発達させる練習。
哲学でも心理学でも、あなたが考えた通りに、あなたは「なる」と言われている。
だから、あなたがバラのことを考えると、あなたの心はバラの形をとるのです。
そうやって、しばらく練習していくと、外においていた実物のバラの助けなしでも、簡単にそれが心の内側に見えるようになってくる。
だけど、バラの花を、ずっとみていると、心はそれを離れてどこか別のところへ行こうとしてしまう。
例えば、静かに座って瞑想を始めると「あ、そうだ。去年の誕生日に彼にこんなバラの花をもらったなー」とか。
そうなると、バラの花はどこかへいってしまって、変わりに「彼」がそこに居座っちゃう。
それから、「その後、私たちは、食事にいって、映画もみたな^」と、どんどん心は違う方向へ行って、2分で心の中が、バラから映画のことになってしまう。
それに気づいたら、またバラに戻ることが大事。
心が走る→引き戻す→また走る→また引き戻す。この作業そのものが、今に集中していく練習になり、例えるなら、何か動物を飼いならしているような感じ。
飼いならされたら、それは、段々いうことをきくようになる。
師匠の根本さんもこうおっしゃっていることですし!「今に意識を向けることが大事」
だから、その場で座って、瞑想できるように、今に集中できるようになる。
瞑想できるように心を訓練することが、今に集中する練習となり、心があちこちいかない練習。
ぜひ、みんなも試してみて★
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